シアターギルド代官山に来館された新渡戸ファンの池田章さん、喜多村浩さん、大道英隆さんからのメッセージ



池田章さん(元電通 70歳)


ドキュメンタリー映画は無味乾燥なものが多く、失礼ながらあまり期待していなかったのですが、とても感動しました。
音楽もナレーション(語り)も素晴らしかった!
我々は学歴などで人を判断しがちですが、教育が人間にとってどのような意味を持つのか、
とても深い内容でした。新渡戸稲造という先人がいたことに、我々はもっと誇りを持たねば、と思いました。


喜多村浩さん(元銀行マン69歳)


平成遠友塾自主夜間中学の様子が詳しく撮影されていましたが、教える側、教わる側、皆様それぞれ楽しそうな表情をされているのが印象的でした。
日本ではドキュメンタリー映画はあまり作られていないそうで、製作も難しかったのではないかと推察します。
が、この映画の関係者の方はリアリティが強く感じられて大変良かったです。


大道英隆(元銀行員、70歳)


私は昭和29年北海道釧路市生まれですが、幸運にもこの映画に出てくる北海道
の雰囲気に昔の懐かしさを胸いっぱい感じました。
恥ずかしいことですが、北海道人ではありますが、札幌遠友塾自主夜間中学の話を初めて知りました。
学びの場所を提供することは、心では一瞬思っても並みたいていのことでは実現できません。
でも同じ気持ちを持った人々が結集して、汗をかきながら力強く運営されたことは奇跡に近い行動であり、
深い感銘を受けました。
学ぶ機会がなかった人などが過去を取り返そうあるいは学びなおしたいとの真摯な気持ちで学ぶ姿に自然と涙が溢れました。
本当に美しい姿でした。
まさに「学ぶことは生きる証」が実感できたことは、これからの自分の生きる指針にもなって本当によかったと思っています。
さらにこの精神が今を引き継がれていることはうれしい限りです。

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